自衛隊を満期で退職して、外の世界で働き始めた皆さん、本当にお疲れ様です。
自衛官だった頃、きっと「自由な生活」に憧れていたはずです。
好きな時間にコンビニへ行ける。
好きな時間に寝れる。
そんな日々が待っていると思っていた人も多いでしょう。
でも、いざ外に出てみると、思ったよりもしんどい。
毎月の家賃、光熱費、食費、通信費…何をするにもお金がかかる。
自衛隊時代には意識しなかった「生きるコスト」が、ドンと圧し掛かってきます。
「自由」にはコストがかかる
正直、「こんなに生活ってお金かかるんだ…」と驚きました。
それと同時に、思い描いていた自由が“当たり前”になり、魅力を感じなくなっていく感覚もありました。
そうなるとふとよぎるのが、「自衛隊に戻ろうかな」という思い。
実際、俺は再入隊の試験まで受けたことがあります。
でも結果として、外の世界に残りました。
なぜか?
それは、外でしか学べないことがたくさんあったからです。
なぜ自衛隊を辞めたのか?
辞めた理由はいくつかあります。
- 年功序列ではなく、成果を評価される世界で挑戦してみたかった
- 自分の力でどこまで稼げるか試してみたかった
- 「このまま自衛隊にいていいのか?」という漠然とした違和感があった
- 別の仕事に興味が湧いていた
そしてもうひとつ、正直な話ですが——
除隊に否定的だった同僚や上司を見返したい、という気持ちもありました。
「俺は外でも通用する」「稼げるようになってやる」
そんな思いを胸に外の世界に飛び出しました。
でも、元自衛官は“ピュア”です
ただ、ここで大事な話をします。
自衛隊を出たばかりの自分たちは、外の世界の常識を知らない“ピュアピュアな新人”です。
これは決して悪口ではなく、現実としてそうなんです。
だからこそ、こんな罠にハマりやすい:
- 「1発で稼げる」「これを買えば儲かる」系の情報商材に飛びつく
- 実は高額なのに、うまい言葉で売られる保険や不動産に乗せられる
- 無料の相談窓口と思っていたら、営業の入り口だった
- SNSで“成功者風”な人に搾取される
外は商売の世界です。
公務員の感覚のままでは、あっという間にカモにされてしまいます。
アップデートが必要
だからこそ、まず必要なのは「常識のアップデート」。
- なぜ不動産屋は自分の希望と違う高額物件をすすめてくるのか?
- なぜ無料相談窓口があるのか?
- なぜYouTubeやSNSで“簡単に稼げる”系の広告が多いのか?
すべてには商売としての理由があります。
そこを見抜けるようにならないと、稼ぐどころか搾取されて終わります。
その第一歩が、「家計の見直し」です。
自衛官時代はあまり気にしてなかった支出の構造、固定費の高さ、保険の見直し、使っていないサブスク…
まずはここから始めて、自分の生活の土台を整えること。
そして、少しずつでもいい。
金融、税金、保険、ビジネスの仕組みを学んでいけば、自分を守りながら“攻める力”も育っていきます。
最後に
外の世界は甘くない。だけど、だからこそ面白い。
ピュアだった自分が、少しずつ社会を知り、自分の力で稼げるようになっていく。
そのプロセスこそが、何よりの「見返し」になるはずです。
除隊に否定的だった人たちに、一番の答えを見せるのは「結果」だけ。
だけど、その結果は、焦って手に入れるものではありません。
ここからの人生は長いです。自衛隊で培った「継続力」「忍耐力」「計画性」は、外でも十分に通用します。
焦って怪しい話に飛びつけば、その強みが無駄になってしまうかもしれません。
焦らず、一歩ずつでいい。
急がなくていい。
派手じゃなくていい。
コツコツ積み上げて、自分のペースで成長していきましょう。
それが、あなたにとって一番の近道です。
そして、
「でもお金が心配なんだよ…」というあなたへ。
実は、除隊後でも定年退職金以上(4000万円以上)を得る現実的な方法があります。
次回のブログでは、それについて具体的に紹介しますので、気になる方はぜひチェックしてください。
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