アメ車SUVから“謎の国産SUV”へ|夢と現実の車選びと経済的自由

お金

車が好き、特にアメ車が好きだからこそ見えたこと

私は車が好きです。特にアメ車が大好きです。 学生の頃、街でアメ車を目撃した瞬間、その圧倒的な存在感に心を奪われました。「いつか必ずアメ車に乗る」と心に決めたのを今でも覚えています。

でも、車が好きだからこそ冷静に考えるようになりました。 お金を使う行動には「消費」と「浪費」があります。

  • 必要なものにお金を使う=消費
  • 気分や見栄で使う=浪費

夢は大切。でも、「夢のために浪費する」のではなく、「夢を本当に叶えるために、今は貯める」という判断もまた大事だと気づいたのです。

アメ車SUVに乗るという夢を叶えた話

その夢を叶えるために自衛隊に入隊し、お金を貯め、ついに念願のアメ車SUV「シボレー・タホ」を手に入れました。夢を実現した瞬間のあの高揚感は、今でも忘れられません。

なぜアメ車を手放すことになったのか?

しかし、時が過ぎ、結婚し子どもができると生活は一変。維持費の高いアメ車SUVを持ち続けるのは難しくなり、泣く泣く手放しました。ロマンは忘れません。でも、経済的な基盤ができていなかった当時、家族のことを考えれば当然の判断でした。その経験もまた、決して忘れません。

駅が近く車が必須ではない環境だったこともあり、その後は中古の軽自動車に乗り換え、家賃の安い場所へ引っ越しました。この期間、お金をかなり貯めることができました。無駄な支出を見直し、シンプルで堅実な生活を送ることで「お金を守る力」が身についたのです。

ただ正直なところ、「アメ車に乗っていた自分が軽自動車?」という気持ちがどこかにありました。心のどこかで、コンパクトカーでは“格下”に見られるんじゃないか、という見栄も確かにありました。アメ車の迫力ある見た目と存在感を知っているからこそ、余計にギャップを感じてしまったのです。

軽自動車から“謎の国産SUV”へ

しかし、家族が増え、子どもが3人になると軽では手狭に。必要に迫られて再びSUVに乗り換えることになりました。その車は、いわゆる“謎のSUV”。

なぜ“謎のSUV”なのか?それは、自分の好みでもなんでもなく、「なんとなく」「周りがみんなSUVに乗ってるから」「ファミリーカーっぽくて無難そう」――そんな見栄や空気感で選んでしまったからです。

移動が目的なら、本来コンパクトカーで十分だった。にもかかわらず、見栄えや漠然とした安心感を理由にSUVを選んでしまった。その結果、好きでもない車に高い維持費を払うという、どっちつかずな選択をしてしまったのです。

アメ車SUVは“心から好きで選んだ車”。一方、“謎のSUV”は、特に好きでもないのに見栄やなんとなくの空気で選んでしまった車。見た目は似てても、心の満足度はまったく違った。

「軽自動車から“謎の国産SUV”へ」という選択も、「アメ車は維持できないけど、国産SUVなら維持できるかも」という考えからでした。結果的に“なんとなく選んだ車”になってしまったのです。

移動手段としての車|経済的な視点で選ぶ

だからこそ気づいたことがあります。

車はただの移動手段。必要な装備(ナビ・ETC・エアコン)が揃っていれば、それで十分。「どうせならグレード上げとくか」みたいな思考は、浪費の入り口です。

趣味としての車を否定するわけではありません。でもそれは、経済的な土台ができてからの話。順番を間違えると、夢も自由も遠ざかってしまいます。

そしてもう一つ大切な視点。

車が生活にどうしても必要ない環境であれば、「車を持たない」という選択肢もあります。これは、固定費を大きく抑える強力な手段です。

たとえば、車を所有する場合、税金・保険・ガソリン代・車検・メンテナンス・駐車場代など、年間数十万円がかかります。これが10年、20年と積み重なれば、数百万円という大きな金額になります。

つまり、生活に車が絶対に必要でなければ、所有しないことで生涯支出を大きく減らせるのです。

経済的自由を目指すための車との付き合い方

アメ車は今でも大好きです。だけど、今は「乗らない」という選択が、未来の自分と家族にとって最善だと信じています。

夢を一度叶えた自分だからこそ、次は「自由な選択ができる人生」を目指したい。


まとめ|車選びは人生設計の一部

車好きだからこそ、消費と浪費の違いに敏感になる必要があると感じました。

  • 必要だから買うのか?
  • ただなんとなく買い替えるのか?
  • 今の生活に車は本当に必要なのか?
  • 必要だとしても、それはどのグレードまで?高級車である必要があるのか?
  • そもそも車が必要ないなら、所有しないという選択も大きな節約になる

アメ車SUVに憧れ、夢を叶え、そして手放した経験を通じて、私は「車とは何か?」を見直しました。経済的自由を目指すなら、まずは基盤作り。その上でロマンを取り戻せばいい。

もしあなたが今「車を買い替えるべきか」で悩んでいるなら、夢と現実のバランスをどう取るか、ぜひ一度立ち止まって考えてみてください。

そして最後に──
本当にそれ、欲しいですか?
テレビが、SNSが、“みんな”が言うから…じゃなくて。
あなた自身の答えを。

コメント

タイトルとURLをコピーしました