新隊員後期教育の終わりと、迫りくる保険勧誘
新隊員後期教育も終盤。
いよいよ部隊配属が近づき、心はソワソワと落ち着きません。
「どこの部隊になるんだろう?」
「勤務地はどこかな?」
「配属先の先輩たちは怖くないかな?」
不安と期待が入り混じる中、実は静かに、しかし確実に近づいてくる”本当の敵”がいます。
それが――「保険の勧誘』です。
自衛隊駐屯地は閉鎖空間、だからこそ保険のお姉さんが天使に見える
自衛官の教育期間中は、班長や助教から厳しい指導を受け、毎日怒鳴られる日々が続きます。
そんなピリピリした空気の中、保険会社のお姉さんたちはまさに”癒し”の存在です。
- 「頑張ってますね」
- 「偉いですよ」
- 「無理しないでくださいね」
怒られない。
労わってくれる。
優しく話しかけてくれる。
そして「女、女、女」――普段女性と接することがない環境だから、その優しさは破壊力抜群。
結果、警戒心も理性も薄れていき、気がつけば「じゃあ、入ります」とサインしてしまう。
これが典型的なパターンです。
【体験談】5年間積立型保険に加入したリアルな結末
私も例外ではありませんでした。
月2万円の積立型生命保険に加入。
5年間、コツコツと支払い続けました。
【支払った保険料】
2万円 × 12ヶ月 × 5年 = 120万円
その間、私は2回入院しましたが、保険金として受け取ったのはよくて合計約40万円。
【トータル損益】
支払った120万円に対し、受け取ったのは40万円。
つまり、約80万円のマイナスです。
正直、保険に入って得をしたとは到底思えませんでした。
そもそも、得をするために保険に入るわけじゃない。
でも、こうして実際に数字を見てみると、冷静な判断がいかに大事かがよく分かります。
自衛官は社会保険が超手厚いから、民間保険はほぼ不要
ここで改めて知っておきたいのは、自衛官の社会保険制度の強さです。
- 医療費無料(自衛隊病院利用時)
- 給与補償あり(療養中でも給料が出る)
- 休業補償制度あり
- 年金制度も国より手厚い
この環境で、さらに月2万円もする民間保険に入る意味はほとんどありません。
むしろ、その2万円を別の形で活用した方が、将来的なリターンは遥かに大きくなります。
浮いた保険料で未来を作ろう!積立NISAという選択肢
毎月2万円、5年間で120万円。
このお金を積立NISAに回していたらどうでしょうか?
仮に年利5%で運用できたとすると、
5年後には約135万円以上に増えていた可能性があります。
そして、積立NISAの最大の魅力は「運用益が非課税」であること。
つまり増えた分まるごと自分の資産になります。
無駄な保険料を払い続けるよりも、
未来の自分への最高のプレゼントになります。
なぜ保険勧誘はこんなに激しいのか?
保険会社にとって、自衛官は「安定収入」「健康優良」「若年層」という最高のターゲットです。
だから駐屯地には頻繁に保険レディが訪れ、教育期間終了間際のタイミングを狙ってくるのです。
- 精神的に疲れている
- 女性との接点がない
- 未来に対する漠然とした不安がある
これらをすべて見抜いた上で、甘い言葉で契約を取ろうとします。
だからこそ、配属前の今、自分の頭で冷静に判断することが何よりも大切です。
【まとめ】部隊配属直前、自分のお金は自分で守ろう!
勤務地がどこになるかも気になりますが、
もっと重要なのは、無駄な出費を防ぐことです。
- 「先輩も入ってるから」
- 「お姉さんが優しかったから」
- 「なんとなく不安だから」
こんな理由で毎月2万円も払い続けるのは本当に勿体ない。
あなたのお金は、甘い言葉のために使うものじゃない。
あなた自身の未来のために、大切に守っていきましょう!
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